金型加熱
金型加熱のポイント
カートリッジヒーターがメインとなります。
金型にガンドリルで孔を開け、カートリッジヒーターを挿入するのですが、孔とヒーターの間のクリアランスがポイント
クリアランスに熱効率の悪い空気が存在し、熱伝導を阻害するからです。
孔にはリーマ加工、ヒーターにはセンタレス研磨が精度が上がる処理ですが、コスト面が問題になります。
わりとコストが掛からないセンタレス研磨のみ施す事が多いです。
取扱製品導入事例
包装機メーカー
- 問題点
- 包装の圧着時に金型が動く仕様の為、カートリッジヒーターとリード線との繋ぎ目でよくリード線が断線する
- 解決策
-
ヒーターとリード線の結合をヒーター内部内で行うスエッジドインを採用し、リード線も滑らかなフッ素樹脂コードを採用して、断線を防いだ。
樹脂成形メーカー
- 問題点
- ワット密度が高いため、タイトな温度コントロールをしたい。
- 解決策
-
温度センサー入りカートリッジヒーターを提案、ヒーターの発熱部をコントロールすることによりよりタイトな温度コントロールを実現した。
プレス加工業者
- 問題点
- 特殊素材をプレス加工する時に、加工精度を上げる為、プレス用金型の温度を上げて加工したいと相談があった。
- 解決策
-
プレス用金型を加工する為にスペースが少なく、温度センサー入りのカートリッジヒーターを提案、微妙な温度コントローを実現できた。
プレス機に装着するためフレキチューブでリード線を保護した。