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空気加熱ヒーターとは?種類や選び方・注意点を徹底解説!

2025.01.05

製造現場や空調設備で活躍する「空気加熱ヒーター」

しかし、種類が多く、用途や設置環境に応じた選定が難しいと感じていませんか?

 

「どのタイプを選べば効率的なのか」「安全性やメンテナンスはどう確保するのか」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、空気加熱ヒーターの仕組みや種類、選び方のポイント、安全に使用するための注意点までを詳しく解説します。

 

適切なヒーターを選ぶことで、コスト削減を実現しトラブルを未然に防ぐことが可能です。

 

株式会社OKAMOTOは、空気加熱ヒーターの分野で豊富な実績と高い技術力を誇る専門商社です。

当社はお客様の多様なニーズに応じたヒーター製品を提供し、効率的な加熱ソリューションを実現します。

 

空気加熱ヒーターに関するご相談や製品選定については、ぜひ株式会社OKAMOTOにお問い合わせください。

専門スタッフが最適なソリューションをご提案いたします。

 

 

空気加熱ヒーターとは?

空気加熱ヒーターは、空気やその他の気体を効率的に加熱するための装置です。

乾燥・暖房・除湿など幅広い用途に利用されており、産業用から家庭用まで多岐にわたる場面で活躍しています。

 

空気加熱ヒーターの仕組みは、自然対流や強制対流を利用して空気を加熱し、設定された温度を提供します。

 

たとえば、乾燥炉やコンベアー乾燥機では均一な温度管理が求められるため、空気加熱ヒーターがその役割を果たすでしょう。

また、防爆仕様の製品もあり安全性が重視される環境でも使用可能です。

 

さまざまな用途で信頼性の高い空気加熱ヒーターは、効率的な加熱とコスト削減を実現するために必要な装置です。

用途や設置環境に応じた適切な選定が、その性能を最大限に引き出します。

 

空気加熱ヒーターの種類

空気加熱ヒーターには多くの種類があり、それぞれ異なる用途や特性を持っています。

適切なヒーターを選ぶことで、効率的な加熱とコスト削減が可能です。

 

以下は、代表的な空気加熱ヒーターの種類をまとめているので参考にしてください。

 

種類

特徴

インラインヒーター

・配管ライン途中で流れる空気やガスを加熱するタイプ。

・シェル型やネジ込み型などのバリエーションがあり、流体を効率的に加熱可能。

シーズヒーター

・表面にフィンを付けたタイプ(例:エアロフィンヒーター)や、遠赤外線放射コーティングされたものがあり、耐久性と効率性が高い。

カートリッジヒーター

・棒状でコンパクトな形状。

・狭いスペースや小型型に適しており、空気やガスを局所的に加熱するのに最適。

遠赤外線ヒーター

・空気ではなく対象物を直接加熱する特性を持つ。

・乾燥炉や局所的な加熱用途で使用される。

シリコンラバーヒーター

・柔軟性が高く、管路の曲げや凍結防止に利用される。

・薄くて設置も容易で、多用途に対応可能。

アルミ箔ヒーター

薄くて設置も簡単なヒーター。

・結露防止や凍結防止など、制御盤内の保温用途に適している。

フィンヒーター

・シーズヒーターの表面にフィンを付けたタイプで、放熱効率が高い。

・乾燥機や空調設備で使用される。

ダクトヒーター

・ダクト内に組み込んだ空気を加熱するタイプ。

・暖房用や乾燥用として使用される。

 

空気加熱ヒーターは、それぞれ特定の用途や環境条件に応じて選ばれます。

たとえば、配管内の流体を効率的に加熱したい場合はインラインヒーターが適しており、局所的な加熱にはカートリッジヒーターが最適です。

 

株式会社OKAMOTOでは、工業用ヒーターのスペシャリスト集団です。

加熱ヒーターに関するお悩みや課題を受け止め、最適なご提案をいたします。

 

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

空気加熱ヒーターの選び方

ここでは空気加熱ヒーターの選び方について解説します。

 

  1. 使用用途
  2. 設置場所や環境条件
  3. エネルギー効率とコスト

 

詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

1.使用用途

用途に合った製品を選ぶことで、効率的な加熱とコスト削減が可能です。

 

たとえば、乾燥炉や暖房には、高温対応の「シーズヒーター」や「ダクトヒーター」が適しています。

これらは広範囲で均一な加熱が可能で、産業用途でも多く採用されています。

 

一方で、局所加熱や乾燥には「遠赤外線ヒーター」が最適です。

対象物を直接加熱する特性があり、エネルギー効率の高い加熱ができます。

 

また、狭いスペースでの使用や小型機器には「カートリッジヒーター」が適しており、局所的な加熱に優れています。

 

このように、使用目的に応じた空気加熱ヒーターを選ぶことで、効率的な運用とエネルギーコストの削減を実現可能です。

選定時には用途を明確にし、それに合った製品を慎重に選ぶことが成功の鍵となります。

 

2.設置場所や環境条件

空気加熱ヒーターを選定する際には、設置場所や環境条件に適した仕様を選ぶことが重要です。

 

たとえば、湿度が高い環境では、防水仕様のヒーターが必要です。

これにより、水分による漏電やショートのリスクを防ぎます。

 

また、粉塵が多い環境では、防爆仕様や耐塵性のある設計が求めらるでしょう。

さらに火災や爆発のリスクを低減するためには、産業安全基準(例:IEC規格)に準拠して設計されています。

 

腐食性ガスや液体が存在する環境では、耐食性の高いステンレスや特殊コーティング材を使用した製品が適します。

 

3.エネルギー効率とコスト

空気加熱ヒーターを選ぶ際には、エネルギー効率の高い製品を選ぶことが重要です。

これにより、ランニングコストを抑えながら、環境負荷の軽減も期待できます。

 

エネルギー効率が高いヒーターは、熱伝導や放射効率が優れており、少ない電力で効率的に加熱を行えます。

 

たとえば、赤外線ヒーターは加熱対象物に直接エネルギーを放射するため、熱ロスが少なく省エネ性能が高いとされています。

また、送風機との併用により、暖気を均一に循環させることで加熱効率をさらに向上させることが可能です。

 

このように、省エネ性能の高い空気加熱ヒーターを選び、適切な運用方法を採用することで、コスト削減と環境保全の両立が実現します。

選定時には製品のCOP(性能係数)や断熱材の有無なども確認し、自社のニーズに最適な製品を選びましょう。

 

空気加熱ヒーターの注意点

空気加熱ヒーターを導入する前に、以下の注意点も確認しておきましょう。

 

  1. 水による漏電・ショート
  2. 端子接続による感電
  3. 定格電圧以上の使用

 

詳しく解説していきます。

 

水による漏電・ショート

空気加熱ヒーターを安全に使用するためには、水分による漏電やショートを防ぐことが非常に重要です。

 

特に湿度が高い環境や水がかかる可能性のある場所では、防水対策と設置環境の確認が必須となります。

 

水分が端子部に触れると、漏電やショートの原因となり、火災や感電など重大な事故につながるリスクがあります。

これを防ぐためには、防水仕様のヒーターを選ぶことや、端子部分を防水カバーで保護することが効果的です。

 

また、設置時には、湿気や水滴が直接ヒーターにかからないよう配慮し、防水性能を維持するための定期的な点検も必要です。

このように、水分対策を徹底することで、空気加熱ヒーターを安全かつ効率的に運用できます。

 

設置環境に応じた適切な製品選定と防水処理を行い、トラブルを未然に防ぎましょう。

 

端子接続による感電

空気加熱ヒーターを安全に使用するためには、端子部の接続不良による感電リスクを防ぐことが重要です。

正確な配線と絶縁の確認を徹底することで、重大な事故を未然に防げるでしょう。

 

端子部の接続が不十分だと、電流が漏れる可能性が高まり、感電や火災の原因となります。

 

特に高電圧で使用されるヒーターでは、端子部の緩みや絶縁不良が致命的な事故につながります。

これを防ぐためには、設置時に配線作業を正確に行い、絶縁体や保護カバーを使用して安全性を確保が必要です。

 

また、日本産業規格では、電気機器の配線および絶縁基準について詳細に規定されており、これらに準拠した施工が求められます。

このように、端子接続部分の安全対策を徹底することで、感電リスクを大幅に低減できます。

 

設置時には専門技術者による作業を推奨し、定期的な点検を行うことで、安全性と信頼性を維持しましょう。

 

定格電圧以上の使用

空気加熱ヒーターを安全に使用するためには、定格電圧を厳守することが重要です。

 

定格電圧以上での使用は、過熱や火災の原因となり、重大な事故につながるリスクがあります。

定格電圧を超えると、ヒーターの発熱体が過剰に加熱され、耐久性が低下するだけでなく、短時間で焼損する可能性があるでしょう。

 

また、発熱体の温度が限界を超えると、周囲の設備や環境にも影響を及ぼし、火災や爆発のリスクが高まります。

このような事態を防ぐためには、「過昇温防止器」や「温度調節センサー」などの安全装置を併用が推奨されています。

 

このように、定格電圧以上での使用は避けるべきであり、安全装置を適切に導入することでリスクを最小限に抑えられます。

製品選定時には定格電圧や必要な安全機能を確認し、安全かつ効率的な運用を心がけましょう。

 

空気加熱ヒーターは株式会社OKAMOTOへ!

空気加熱ヒーターは、乾燥、暖房、除湿など幅広い用途に対応する重要な装置です。

 

その種類も多岐にわたり、インラインヒーターやダクトヒーターのような流体加熱向けのものから、遠赤外線ヒーターのように局所加熱に優れたものまで存在します。

選定時には、使用用途や設置環境、エネルギー効率を考慮し、安全性を確保することが重要です。

 

また、水分や端子接続不良によるトラブルを防ぐための対策や、定格電圧の遵守も欠かせません。

空気加熱ヒーターの導入を検討中の方は、ぜひ株式会社OKAMOTOにご相談ください。

 

豊富な製品ラインナップと専門的な提案力で、最適なソリューションをご提供します。

 

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